子どものスマホセキュリティ対策に 危険な利用を通知してくれるサービス
Filii(フィリー)~子どものスマホ、ネット危険検知~は、子どもがスマートフォンでチャットアプリやウェブで危険な目に遭っていないかチェックし保護者に通知するサービスです。
登録手順アプリの利用にはまず、保護者の登録が必要です。登録はアプリでもできますが、Webから登録することもできます。次に、分析対象ユーザー(保護したい子ども)のユーザー登録をします。作成すると、登録したメールアドレスに分析対象ユーザーのIDとパスワードが送られてくるのでそのパスワードとIDを入力し、「Filii分析対象として認証する」をタップします。
悪用される心配は?分析対象ユーザーのアドレスを勝手に登録して望んでいない分析がされることはないのか心配だという人もいると思います。Filiiでは分析対象ユーザーのメールアドレスに保護者がアクセスすることへの通知と許可の申請メールが届き、許可してからFiliiによる分析が開始されるので、分析対象ユーザーが知らないところで分析されてしまうといったことはありません。また、分析できるのは「子」だけで配偶者や交際相手などは分析対象ユーザーにはできません。
どんな風に分析されるの?「書き込んだ内容を全部親に見られるなんていやだ」と反発する子どももいると思いますが、投稿したやり取りのメッセージの原文が保護者に転送されるわけではなく、メッセージを分析して問題がある時に、アラートで伝えるシステムです。また、メールに関しても出会い系サイトなど犯罪につながるようなダイレクトメッセージに関しても分析対象なので、問題がある時はアラートで通知されます。分析は表やグラフで子どものSNS活動状況や友達との関係の親しみ度合いを分析結果を示したり、「お酒」「タバコ」などのキーワードが使用されていた際に報告が届きます。
ここに注意Filiiを利用するにあたっては、保護者も分析対象として登録する必要があるので、利用の際には登録の手順を確認しましょう。また、Facebookに関してはデータを取得できる期限が最大2ヶ月なので2ヶ月ごとに更新する必要があります。分析結果は具体的な書き込み内容までは表示されないものの、日々のSNSやメールなどの行動がつぶさに分析されるので子どもにも理解を得た上で利用するのが望ましいでしょう。
子どももスマホやインターネット、ソーシャルメディアを利用することが当たり前になった今、どんな動きをしているか、わかりにくくなっていますがFiliiを活用して子どもが犯罪に巻き込まれたりいじめの被害に遭うこと、遭わせることを避けられるかもしれません。現在のところ、FiliiはAndroid端末とWebサービスのみでの対応です。分析対象等の詳細は以下のとおりです。<利用可能機器>Android(4系)のスマートフォン、タブレット<分析対象コミュニケーションアプリ>LINE、カカオトーク、comm<分析対象SNS>Facebook、Twitter